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英国の危機を救った男チャーチル

なぜ不屈のリーダーシップを発揮できたのか

英国の危機を救った男チャーチル

ヨーロッパの命運を握った指導者の強烈なリーダーシップと知られざる人間像を描いたノンフィクション。

著者 谷光 太郎
出版年月日 2018/06/11
ISBN 9784829507377
判型・ページ数 4-6・244ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第1章 チャーチルの人間像
チャーチルとはどんな人物だったのか/ありのままのチャーチル/チャーチルと東條英機のリーダー資質の違い
第2章 乱世の政治家チャーチル
第一次大戦でのチャーチル/第一次大戦後の政界とチャーチル/ドイツに参戦、第二次大戦の勃発/戦時内閣の首相に
第3章 強力なリーダーシップで戦争指導
第一次大戦時のロイド・ジョージに学ぶ/国防相を兼務、強力な軍指導体制に/チャーチルと軍首脳との軋轢/視野の広い戦略観による戦争指導/地下壕の戦争指導室
第4章 東奔西走するチャーチル
首相就任以前からルーズベルトとは親密な関係/フランクリン・ルーズベルトとはどんな人物か/ルーズベルトの特使ホプキンスとロンドンで会談/チャーチルとルーズベルトの初会談(大西洋会談)/真珠湾攻撃、マレー沖海戦の衝撃/チャーチル、アメリカに向かう/英米首脳による第一回ワシントン会談/米軍統合参謀長会議とは/欧州戦線重視の英国と対日戦重視の米国/米国の太平洋戦略―キング戦略とマッカーサー戦略/再びアメリカへ―第二回ワシントン会談
第5章 ソ連との共闘を模索するチャーチル
対独戦をめぐる英ソの思惑/スターリンの人物像/スターリンに対する米英両首脳の考えの相違/チャーチル、モスクワでスターリンと会談
第6章 連合国首脳会談に奔走するチャーチル
カサブランカでの英米首脳会談/第三回ワシントン会談でルーズベルトと直談判/フランスへの反攻作戦を決めた第一回ケベック会談/英米首脳によるカイロ会談/初の英米ソ首脳会談―テヘラン会談/極東戦線が議題になった第二回ケベック会談/戦後欧州体制を議論した第二回モスクワ会談/ドイツ降伏とソ連の対日参戦を決めたヤルタ会談/英国が格下げされたポツダム会談
第7章 あまりにもお粗末な日本のリーダーシップ
明治憲法下では強いリーダーは生まれない/東條英機は宰相の器ではなかった/明治憲法と英国憲法の違い/陸海軍間の戦略・作戦の統一問題/指導力のない軍首脳部
チャーチル年表/参考文献

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内容説明

ナチス・ドイツに徹底抗戦し、ヨーロッパの命運を握ったチャーチルは、ワシントン、モスクワ、カサブランカ、ケベック、カイロ、テヘラン、ヤルタ、ポツダムと、連続する首脳会談実現のためエネルギッシュに東奔西走した。

ルーズベルトとスターリンの動きを詳しく描き、さらには東條英機とも比較して、非常時に求められるリーダー像に迫る。

今春公開の映画「ウィンストン・チャーチル―ヒトラーから世界を救った男」で再び注目を集めている20世紀を代表する政治家の不屈のリーダーシップから何が学べるのか?

 

“決して屈するな! 決して、決して、決して!”

“成功が上がりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは続ける勇気である” (チャーチル名言集より)

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