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誰が一木支隊を全滅させたのか  新刊

ガダルカナル戦と大本営の迷走

誰が一木支隊を全滅させたのか

がダルカナル島奪回の無謀な作戦の責任を全て一木支隊長に押しつけたのは誰か? 従来の「定説」を覆すノンフィクション。

著者 関口 高史
出版年月日 2018/02/09
ISBN 9784829507322
判型・ページ数 4-6・280ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序 章 事実と異なる「史実」
    一木支隊をめぐる定説への疑問
第一章 なぜ一木支隊長は征くことになったのか?  
軍都旭川/一木清直の生い立ち/心優しい配属将校/盧溝橋事件「本当に攻撃してよろしいんですね?」/歩兵第二十八連隊長として旭川へ/動員下令、一木支隊編成/一木支隊出陣/最後に見た父の背中/一木支隊、宇品へ/南洋に向けて出港/日米開戦、予想以上の戦果をあげる/ミッドウェー作戦は「勝って当たり前」という驕り/一木支隊はミッドウェー作戦に参加する唯一の陸軍部隊
第二章 なぜ一木支隊長は彷徨したのか? 
サイパン島で待機する一木支隊/ミッドウェーへ/洋上の軍旗祭/ミッドウェー作戦敗北の情報操作の余波/置き去りにされた一木支隊はグアム島へ/一木支隊に突然の帰還命令、一転グアム島待機/「海軍がはじめた戦争なら、海軍に責任をとらせりゃいいんだ」/参謀たちも知らなかったガダルカナル島/米軍、ガダルカナル島に無血上陸/米軍反攻の狼煙/米軍の反攻時期を甘く見た大本営/慎重論を押し切って一木支隊のガダルカナル投入を決定/ガダルカナル島を囮にした「第二のミッドウェー作戦」が一木支隊の運命を決めた
第三章 なぜ一木支隊長は厳しい条件を受容したのか? 
翻弄される第十七軍/司令官も参謀長も知らなかったガダルカナルの情勢/ガダルカナル島放棄論と一木支隊即時派遣論/大本営の作為を疑う百武軍司令官/二見参謀長、一木支隊の派遣を決意/過少に見積もられた敵情を信じるしかなかった一木支隊長/「敵は、最悪の場合、一個師団、約一万はいるかもしれません」/一木支隊、運命の島へ出撃/事態の重さを十分に認識していた昭和天皇
第四章 なぜ一木支隊長は攻撃を続けたのか?
ガダルカナル島に上陸/後続を待たずに行軍開始/将校斥候群を派遣/支隊長の焦燥/将校斥候群全滅/窮地に追い込まれた支隊長の状況判断は「前進」/第二梯団の来着を待たずに「行軍即捜索即戦闘」
第五章 なぜ一木支隊長は全滅させてしまったのか?
一木支隊全滅の電報/イル河渡河戦/花海小隊の戦闘/第四中隊の戦闘/第三中隊の戦闘/工兵中隊の戦闘/一木支隊長の最期「軍旗を頼む」/軍旗奉焼/米軍にとってのガダルカナルの戦い
第六章 なぜ一木支隊長の教訓は活かされなかったのか?
不敗伝説の終焉/一木支隊長に全ての責任を押し付けたのは誰か/ガダルカナルの戦いが残した海軍への不信感/川口支隊の攻撃にも一木支隊全滅の教訓は活かされなかった/中央の理想論と現地の現実論が乖離した悲劇に翻弄された二見参謀長/勝ち目なき戦いの連続/ガダルカナル島奪回は陸海軍の重荷に/ガダルカナル島の撤退/百武司令官の自決を思いとどまらせた今村均大将/ガダルカナル戦の教訓
終 章 作為の「史実」

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内容説明

ガダルカナル島奪回作戦(昭和17年)で一木清直大佐率いる約900名は1万人以上の米軍に挑み、あえなく全滅した。

戦後、「一木は、わずかな兵力でも勝てると敵を侮り、敗れた後は軍旗を焼いて自決した」「一木の無謀な戦闘指揮が敗因」という評価が定着していたが、果たしてそうなのか?

一木支隊の生還者、一木自身の言葉、長女の回想、軍中央部や司令部参謀などの証言をはじめ、公刊戦史、回想録、未刊行資料などを読み解き、作戦の実相を明らかにする。

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