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極東の隣人ロシアの本質

信ずるに足る国なのか?

極東の隣人ロシアの本質

1930年代からの日本とソ連・ロシアの間で起こったさまざまな事件の分析を通して、ロシアとはどんな国なのかを明らかにする。

著者 佐藤守男
出版年月日 2017/09/19
ISBN 9784829507186
判型・ページ数 4-6・172ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第1章 日ソ軍事衝突の遠因となったリュシコフ亡命事件
―1938年6月
 1.リュシコフ亡命事件の背景
親族も容赦なく「粛清」するスターリン/高級将校も九割が「粛清」された
 2.リュシコフ、満州に亡命
亡命者のプロフィール/亡命者に対する尋問/亡命者の提供した情報資料の価値
 3.事件の影響
ソ連国内の動揺と波紋/極東ソ軍への影響/国境紛争・張鼓峯事件の誘発
第2章 ノモンハン事件を呼び込んだ張鼓峯事件―1938年7月
 1.張鼓峯事件の背景
近代日本の国防/満ソ国境紛争
 2.軍事衝突の経緯
事件発生の直接原因/日ソ両軍の交戦状況/停戦交渉/叙勲
 3.事件の影響
停戦協定の違反/張鼓峯事件と極東国際軍事裁判
第3章 昭和陸軍の対ソ通信情報活動
 1.参謀本部から始まった対ロシア情報活動
参謀本部と大本営/通信情報活動の特徴/陸軍中央特種情報部の創設
 2.関東軍が強化した通信情報活動
関東軍の歴史/関東軍の対ソ認識と情報組織の強化/関東軍の対ソ通信情報活動
 3.朝鮮軍が力を入れた対ソ宣伝ラジオ放送
朝鮮軍の歴史/朝鮮軍と関東軍/朝鮮軍の対ソ通信情報活動
第4章 戦後陸海空三つの悲劇
 1.満州開拓民を襲った悲劇、葛根廟事件―1945年8月
ソ連軍の満州侵攻と関東軍/満州開拓民の悲惨/葛根廟の悲劇
 2.北海道占領企図が明らかな三船殉難事件―1945年8月
小笠原丸(1397トン)/第二新興丸(2700トン)/泰東丸(880トン)
 3.大韓航空機007便撃墜事件―1983年9月
事件当時の時代背景/事件発生の経緯/事件への対応/ソ連・ロシア側の事件への対応/事件の教訓

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内容説明

本書で取り上げた主な事件は……

 ★リュシコフ亡命事件(1938年) 

 ★張鼓峯事件(1938年)

 ★葛根廟事件(1945年) 

 ★三船殉難事件(1945年) 

 ★大韓航空機007便撃墜事件(1983年) 

ソ連要人の亡命事件、主要な国境紛争、日本軍の対ソ連情報活動(特に通信情報)、戦後起きた陸海空の三大悲劇……。両国はどう対応したのか。

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