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吉田松陰の再発見  新刊

異国に眠る残影

吉田松陰の再発見

松陰が米国の通訳官に手渡した密書が米国のエール大学に保管されている。この資料を日本に紹介した著者が松陰の再評価を試みる。

著者 山口 栄鉄
出版年月日 2017/07/04
ISBN 9784829507162
判型・ページ数 4-6・190ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第1章 松陰復活の兆し―世界に轟く名声
 1.吉田松陰とエール大学古文書館
日本伝来の宝物展/ウィリアムズ家文書と私/松陰の死罪を伝える古文書の発掘/斬首役、山田浅右衛門一族/死体処理の特権/松陰の最期―異なる二つの見解/松陰の容貌……
 2.獅子吼する獄囚
征夷府(幕府)批判/新井白石批判/同志金子重之助を想う/護送中の金子の病状/ペリーと琉球国―「異国通詞」板良敷朝忠/琉球王国の対外関係史/琉球国「今一人の松陰」/琉球友好記念碑完成/通詞外交官―開国への橋渡し役/異国通詞の群像/堀達之助/中島三郎助/「浦賀騎士長」
 3.松陰、黒船上のウィリアムズと対面
眠っていた松陰の密書/ペリー提督自筆書簡/「エール密書」/この密書をどう解くか/その後の密書探索研究史概観/下田における松陰の様子を伝える公式『日本遠征記』/松陰、金子の両人、米士官に接触し「投夷書」を託す/通詞森山栄之助、踏海者の調査に現われる/ペリー、松陰、金子両人の英断を想う/獄中より新たな密書を米士官に/ペリー、松陰ら踏海者の情状酌量を求む/「投夷書」の内容/松陰、金子両人の足跡を追う徳富蘇峰……
 4.漂流、踏海者の光と陰―ジョン万次郎、松陰、音吉、ジョセフ彦
英傑四人のドラマ/ジョン万次郎とフランクリン・ルーズベルト/日米関係に暗雲/ラナルド・マクドナルド―日本への密航者/「三吉」との接点を巡るミステリー/青い目のマック研究家/レザノフの北米探検/森山栄之助とマクドナルド―その奇妙な出会い/独人ソーベルの森山多吉郎……
 5.佐久間象山と松陰
林政文著「佐久間象山」/象山の「二虎」/師、象山を庇わんとの松陰の「抗弁」/新時代の象山論者/刺客横行の時代―今一つの国民裏面史/幕府の海防策/モリソン号撃攘事件/音吉出現! 数奇の人生模様/ビドル米司令官の屈辱……
第2章 英国の文豪スティーブンソンの松陰発見
 1.古都エジンバラに集う四人の紳士
正木退蔵とスティーブンソン/ロンドンの正木/正木、維新前の松陰像を伝える
 2.YOSHIDA TORAJIRO
第3章 現代の志士朝河貫一
朝河伝と東アジアコレクション金子英生部長/朝河苦渋の決意/エール学長、朝河を激励/悲惨! 朝河夫人の墓標/新・朝河貫一論/「危機」ならぬ「禍機」/伊藤博文と朝河……
附論 開国史関係文献解題 
『ペリー提督日本遠征記』/『ペリー提督日本遠征随行日誌』/『米国海軍日本遠征自筆日誌』/『スポールディング日本遠征録』/ベイヤード・テーラー『インド、中国、日本訪問記』/『米国海軍日本遠征関係公文書』
私の「留魂録」―「あとがき」に代えて

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内容説明

黒船への密航を企てた松陰が米国の通訳官に手渡した密書が米国のエール大学に保管されている。 この資料の存在をいち早く日本に紹介した山口栄鉄氏が松陰の思想と行動、現代的意義をわかりやすく解説する。 ・英文による初の松陰伝を書いた英国の文豪スティーブンソン ・黒船上で松陰と筆談した通訳官ウィリアムズが教鞭を執ったエール大学 ・エールの東アジアコレクションで知られる朝河貫一   ――など多角的なテーマから松陰の再評価を試みる

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