ホーム > 瀬戸内・小豆島 瀬戸内海の霊場リゾート

瀬戸内・小豆島 瀬戸内海の霊場リゾート

香川県小豆郡「土庄町」の地域ブランド戦略

瀬戸内・小豆島 瀬戸内海の霊場リゾート

研究者と自治体のコラボによる地域ブランディングの提言シリーズ。小豆島が瀬戸内のゲートウェイになるためには……

著者 地域デザイン学会
原田 保 編著
岡田 好平 編著
シリーズ 地域ブランドブックス > 1
出版年月日 2013/08/13
ISBN 9784829505938
判型・ページ数 A5・140ページ
定価 本体1,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

プロローグ 直島を越えたグローバルブランディングの推進(原田 保)
1.日本を代表するグローバルブランドの「瀬戸内」ブランドとの共創/2.コンテクストブランディングによる瀬戸内のゲートウェイ化の実現
第一章 土庄町ではなく瀬戸内・小豆島としてのブランディング―何でも揃うがメッセージ性が欠落した島からの脱却―(西田小百合)
1.アイデンティティが欠落しているジリ貧観光地としての小豆島/2.小豆島が指向すべき脱観光地としての地域ブランディング/3.小豆島修験アイランドのグローバルアイデンティティの構築
第二章 グローバル瀬戸内のアイランドビジネス―瀬戸内海におけるポジショニングの戦略的活用―(板倉宏昭)
1.瀬戸内のグローバルブランド化に向けたエンジンとしての小豆島/2.海と島のブランディング
第三章 瀬戸内海を舞台にした小豆島のブランディング―ゾーンデザインによる競合島ブランドへの対抗策の展開―(磯田周佑・原田 保)
1.瀬戸内海が日本の地中海であることを考える/2.人々は土庄町や小豆島町ではなく小豆島という島に行く/3.グローバルブランド力の戦略的活用/4.海のみならず山も楽しめるジオラマゾーン
第四章 小豆島の豊かな自然によるエピソードメイク―おもてなしによる顧客信頼の獲得―(磯田周佑・南堀英二)
1.観光客に開かれたおもてなしの島/2.小豆島で楽しむナイトライフ/3.豊島・未知の可能性を秘めた豊かな島/4.パワースポットのコンステレーション/5.自然の景観を楽しめるコンパクトな霊場めぐり
第五章 小豆島に期待される主役たち―行政の枠をこえたアクターズネットワークへの期待―(磯田周佑・淺野卓夫)
1.アクターズネットワークの基本的な理解/2.瀬戸内におけるアクター/3.小豆島のアクターへの期待/
エピローグ 瀬戸内のゲートウェイになる夢の実現を紡ぐ(岡田 好平)
1.グローバル視点に依拠したゆで蛙状態からの脱却/2.スピリチュアルな島であることの自覚による小豆島の再生

このページのトップへ

内容説明

小豆島が瀬戸内のゲートウェイになるためには……

 

■瀬戸内国際芸術祭で注目される現代アートによるブランディングの戦略的活用を!

■小豆島八十八ヶ所霊場めぐりで“お接待・おもてなし”の文化の発信を!

 コンテンツによる地域起こしではなくコンテクストによる

地域まるごとブランディングを提言する

 

執筆者紹介

原田 保 (はらだ たもつ)

コンテクストデザイナー、ビジネスプロデューサー。多摩大学大学院客員教授。

1947年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。著書:『コンテクストデザイン戦略』(共編著、芙蓉書房出版)、『地域ブランドのコンテクストデザイン』(共編著、同文舘出版)、『奈良のコンステレーションブランディング』(共著、芙蓉書房出版』、『温泉ビジネスモデル』(共編著、同文舘出版)ほか。

 

岡田 好平 (おかだ こうへい)

土庄町長。

1934年生まれ。徳島大学工学部化学応用工学科卒、2006年より現職。1974年小豆島青年会議所理事長、82年香川県議会議員、98年香川県議会議長、2010年小豆島観光協会会長、11年香川県町村会会長に就任、小豆島の地域ブランドの拡充に努める。

 

西田小百合 (にしだ さゆり)

東海大学政治経済学部准教授。

1972年生まれ。岡山大学大学院文化科学研究科博士課程修了。著書:『初級コース計量経済学』(共著,中央経済社)など。論文:「確定拠出年金加入者像をとらえる試み」『生活経済学研究』No.33,2011年(共著)など。

 

板倉 宏昭 (いたくら ひろあき)

香川大学大学院地域マネジメント研究科(ビジネススクール)教授・研究科長。

1962年生まれ。マサチューセッツ工科大学経営大学院修士課程、東京大学大学院博士課程修了。著書:『デジタル時代の組織設計』(白桃書房)、『経営学講義』(勁草書房)。

 

磯田 周佑 (いそだ しゅうすけ)

小豆島ヘルシーランド㈱アライアンス事業部マネージャー、豊島オリヴアルス㈱取締役。

1974年生まれ。上智大学経済学部卒。多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。

 

南堀 英二 (みなみほり えいじ)

土庄町教育委員会生涯学習課長。

1954年生まれ。専修大学経済学部経済学科卒業。1994年、「文化の島づくり」で毎日ふるさと賞受賞。著書:『奇跡の医師』(光人社)、『昭和の二刀流ビルマに死す』(光人社NF文庫)、『テストパイロット』(光人社NF文庫)等。

 

淺野 卓夫 (あさの たかお)

サウダージ・ブックス編集長。

1975年生まれ。名古屋大学大学院人間情報学研究科博士後期課程退学。著書:『複数の沖縄』(共著、人文書院)、『ブラジルから遠く離れて1935-2000』(共編著、サウダージ・ブックス)、『冬の本』(共著、夏葉社)、『吉本隆明論集』(共著、アーツアンドクラフツ)。

このページのトップへ