琉球諸語の復興
DVD「琉球の島々の唄者たち」付き
奄美語・国頭語・沖縄語・宮古語・八重山語・与那国語(琉球諸語)は方言ではなく独立した言語(2009年にユネスコが認定)
著者 | 沖縄大学地域研究所 編 |
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シリーズ | 沖縄大学地域研究所叢書 |
出版年月日 | 2013/03/22 |
ISBN | 9784829505779 |
判型・ページ数 | A5・270ページ |
定価 | 本体2,800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
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目次
1 琉球における言語研究と課題 〔新垣友子〕
2 「奄美語」概説 〔新永悠人〕
3 「国頭語」概説 〔西岡 敏〕
4 「沖縄語」概説 〔西岡 敏〕
5 「宮古語」概説 〔青井隼人〕
6 「八重山語」概説 〔仲原 穣〕
7 「与那国語」概説 〔伊豆山敦子〕
第2部 琉球の島々の唄と言葉――琉球の島々の唄者たち
―琉球諸語の復興を目指して―
〔照屋寛徳・天久勝義・大工哲弘・宮良康正/司会 比嘉光龍〕
琉球諸語は「方言」ではなく独立した「言語」/琉球の島々の6つの言語を味わう/「かじゃでぃ風」はおきなわの祝い曲/祝いの座で歌う「とうがにあやぐ」/幕開きで嘉利をつける「赤馬節」/与那国の願い事はまず「旅果報」「トゥグル嶽」/それぞれの地域の「ありがとうございます」/琉球の島々の情唄/琉球の島々の閉めの唄
「琉球諸民謡」という新しい定義の提唱 〔比嘉光龍〕
琉球諸島地域の音楽/「琉球諸民謡」の定義と特徴/琉球諸島地域の民謡、新民謡、現代民謡/琉球の島々のお祝い曲を含めた3曲/ラジオ番組を通して伝えた琉球の島々の民謡
第3部 琉球諸語の復興〈シンポジウム〉
琉球諸語の復興を目指して
―スペイン・アメリカの少数言語復興から学ぶ―
〔塚原信行・松原好次・比嘉光龍/司会 新垣友子〕
伊波普猷作琉歌を唄う/スペイン・カタルーニャにおける言語復興(塚原信行)/ハワイ語復興運動の歴史と到達点(松原好次)/琉球王国の言語は方言ではない(比嘉光龍)/
〈パネルディスカッション〉
言語復興のきっかけとは/なぜ琉球諸語の復興運動が起らないのか/二者択一ではなくてバイリンガルで/琉球諸語を学校のカリキュラムに入れる/うちなーぐちの復興に必要なものは誇り
少数言語復興運動の意義――あとがきに代えて 〔原 聖〕
少数言語と国語、多言語国家/少数言語復興を支える根拠
附録DVD「琉球の島々の唄者たち」
内容説明
奄美語・国頭語・沖縄語・宮古語・八重山語・与那国語(琉球諸語)は方言ではなく独立した言語(2009年にユネスコが認定)
しかし、共通語(標準語)中心の言語政策のなかでこれらの言語は死滅の危機にあるとされている。
少数言語の復興運動の意義をカタルーニャ語(スペイン)、ハワイ語(アメリカ)の例から学ぶ。
琉球民謡の大御所といわれる4人の唄い手が沖縄大学土曜教養講座に勢揃い。
島々の言語で熱いトークと唄三線独演を披露。(→「第2部」映像を完全収録したDVD付き)