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世界の沖縄学

沖縄研究50年の歩み

世界の沖縄学

国際的な視点からの琉球・沖縄研究の集大成。著者はウィーンに生まれ、ドイツ・日本両国で50年に渡り日本研究を続けている。

著者 ヨーゼフ.クライナー
シリーズ 沖縄大学地域研究所叢書
出版年月日 2012/11/07
ISBN 9784829505656
判型・ページ数 4-6・184ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

まえがき      清成 忠男(法政大学学事顧問・沖縄協会会長)
沖縄研究の国際化
日本研究にとって「沖縄」は不可欠/中世ヨーロッパの地図に見る日本/琉球を最初に知ったのはアラブ商人/大航海時代、琉球をめぐるスペインとポルトガルの競争/「戦争をしない国、琉球」を信じないナポレオン/大シーボルトが伝えた沖縄情報/明治期にピークを迎えた琉球研究/ヨーロッパの沖縄関係コレクション/諸外国で盛んになる沖縄研究
世界の沖縄学――沖縄研究五〇年の歩み
沖縄との最初の出会い/東京大学に留学/柳田國男先生、外間守善先生と同級生の仲間たち/奄美・加計呂麻島で過ごした日々/シャーマニズムというパラダイム/もう一度南西諸島の島々へ/日本学や沖縄学のパラダイムの変化/モノを初めて視野に入れる研究/琉球・沖縄コレクションの役割/世界の沖縄研究の動き
沖縄のアイデンティティを考える
琉球・沖縄のターニングポイント/日本研究のパラダイムの変化/アイデンティティの定義/「超歴史的」なアイデンティティはありうるか/二重のアイデンティティ/二つのアプローチ/比較の観点から
ヨーロッパ製地図に描かれた琉球
交流の歴史・その発展と変容/ポルトガルの琉球地図の時代/情報不足の時代と中国からの新しい刺激/再発見と新しい研究の時代
ヨーロッパの博物館・美術館保管の日本コレクションと日本研究の展開
文献学・文学としての日本学/社会科学的なアプローチとしての日本研究/再びのパラダイムの変化――モノを視野に入れる/ヨーロッパの日本コレクションと日本観の形成
歴史的背景―ヴィーン歴史民族学派と日本民族学の形成、及び日本民族学が中欧の日本研究に及ぼした影響―
柳田國男とヨーロッパの民俗学/岡正雄とヴィーン歴史民族学/岡正雄と日本民族学の草分け/岡論文と日本やヨーロッパの学会/戦後の動き――ヴィーンと日本
私の旅の日本
遠い国との出会い/文献学的ジャパノロジーからの脱却/私の足の旅/〈モノ〉に心を通わせる日本人/ヨーロッパに影響を与えた日本文化/終着駅は始発駅

刊行にあたって      緒 方  修(沖縄大学地域研究所所長)

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内容説明

国際的な視点からの琉球・沖縄研究の集大成

❖中世ヨーロッパの地図に琉球はどう描かれていたか

❖琉球を最初に知ったのはアラブの商人だった

❖大航海時代にスペイントポルトガルが琉球をめぐって競争した

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