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軍事・戦争
それでも「戦争はなくならない」
これだけの理由
久保博正著
四六判272頁 1,995円 本体 1,900円 
ISBN4-8295-0355-6〈2005〉
多くの賢人たちの名著を客観的に検証し、「戦争がなくならない」根深い要因を問う。
戦争現場の非人間的側面と伝統的な戦争観、文明やテクノロジーと戦争の進化、「文明の衝突」の要因、中東紛争史、動物と人間の攻撃本能の意味や「権力志向」「支配欲」など、さまざまな角度で検証。

著者プロフィール
昭和13年東京生まれ。慶応大学(仏文学)卒。データベース業「日本データ&ダイアグラム社」代表。ノンフィクション作家。『悩みの消し方』(ダイヤモンド社)などの自己啓発関連書や外国為替の実務書など多ジャンルにわたる著作あり。国際交流活動を通じて米モンタナ州「名誉州民証」受証。

本書の内容
●はじめに  人類に未来はあるのか
●プロローグ 「戦争とは、つける薬のない者につける薬」
■PART1 戦争とは、平和とはなにか 
第1章 戦場からの恐怖の報告
戦場は人間精神破壊の場/戦死者の多くは貧困層の若者/戦闘は麻薬と同じ/精神を破壊する戦闘ストレス/レイプも戦争の手段/イラク帰還米兵の17%が精神障害……
第2章 戦争はやむにやまれぬ「超制度」である
戦争は政治にはじまり、政治に終わる/「戦争がないのが平和」はまちがい/“念仏的”平和主義の落とし穴/平和主義者が戦争を大きくする!?/戦争における「脅迫と抑止のシステム」とは/平和への願いはなぜ実現しないのか/戦争とガンは早期に対処するしかない/「非武装中立」は幻想論にすぎない/国連はもはや「死に体」も同然/戦争は主権国家の“解毒剤”/戦争には正義も不正義もない……
■PART2 文明と戦争と帝国は“三つ子の兄弟”
第3章 歴史とはすべて帝国と植民地の歴史である
文明化が戦争を生んだ/イスラム世界と西欧世界の確執/植民地時代の尾を引く現在の中東/戦争と帝国は“双子の兄弟”
第4章 テクノロジーと戦争の進化
文明は戦争の母/「戦争」が社会も文化も変えた/テクノロジーと戦争は大の仲良し/「テクノロジー」が戦争を進化させる/ラジオとテレビと戦争/「食文化」にも貢献した戦争/21世紀の「アイデンティティ」の危機/いつでも戦争ができる状態…
第5章 核戦争の悪夢
核爆発の恐るべき威力/“相互恐怖”による平和/大量報復政策の危険性/偶発、誤算、テロの恐怖/限りなく進む戦争のハイテク化……
■PART3 21世紀の文明の衝突 
第6章 「9.11テロ」の衝撃とその後
「9.11テロ」は宣戦布告だった/これは「黙示録的テロ」だ/テロ戦争は「新南北戦争」でもある/テロの要因はイスラムの「前近代性」にある/イスラムテロは「革命戦争」のつもり?/イラクの民主化は「砂漠にチューリップを植えるようなもの」/米国の狙いは「民主化」ではなく「親米化」?/テロ戦争に「核抑止」は役に立たない……
第7章 世界テロ戦争と「文明の衝突」
ブッシュ大統領はキリスト教原理主義派/パレスチナ人は何を望んでいるのか/深刻な欧州とアメリカの亀裂/予言されていた「文明の衝突」/アメリカはうわべだけの覇権国/アメリカは無法者の超大国/紛争は文明の断層線で起こる/アメリカの「警察行動」の危うさ/「セキュリティ妄想」が衝突を生む……
第8章 アラブとイスラエルの衝突
列強が中東に突き出してきた「匕首」/「パレスチナ」は誰のものか/「中東紛争史年表」/ユダヤ人はなぜ迫害されたのか/ユダヤ人を呪ったキリスト教徒……
第9章 イスラムの逆襲
イスラム教の勢力範囲/ユダヤ教とキリスト教とイスラム教/「シーア派」はこうして生まれた/広がる「イスラムの反逆」/イスラム過激派とその温床/「ジハード」は略奪行為からはじまった/イスラムは「政教一体」/近代化を阻むイスラム教/イスラム対キリスト教は“兄弟ゲンカ”?……
■PART4 人間と権力と戦争のナゾ 
第10章 動物の攻撃本能とその抑止のシステム
「攻撃」は生き物にとって必要な本能/「スポーツ」は攻撃本能の代償行為/「戦争」は攻撃本能の集団化/「戦争は本能」では何も解決しない/「話してもわからない」人類……
第11章 人間の攻撃衝動と権力の魔性
人間の攻撃本能とは/人は「なんのために」戦うのか/人間の「攻撃」衝動のメカニズム/人間はみな「権力的」存在である/「権力」の源はエネルギーであり生命力である/文明の衝突とは「権力」の衝突である/戦争のない世界とは/際限がない人間の「権力欲」……
●エピローグ 21世紀も戦争からはじまる

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