登戸研究所から考える
戦争と平和
山田 朗・渡辺賢二・斎藤一晴著
四六判ソフトカバー174頁
1,890円(本体 1,800円)
ISBN978-4-8295-0510-6
陸軍の秘密戦・謀略戦に重要な役割を果たした登戸研究所の実態を多角的に伝える。
登戸研究所の活動を知ることは、戦争には必ず存在する裏面(一般に秘匿され報道されない側面)から戦争の全体像を捉え直すことであり、戦争と科学技術との関係をあらためて検証することでもある。
登戸研究所という特殊な研究所の考察を通して、戦争と平和、戦争と科学技術の関係性、平和創造の重要性を考える。
明治大学平和教育登戸研究所資料館開設メンバーによる執筆
本書の内容
〈平和創造〉のために戦争を学ぶ意義/何のために設置されたのか/明治大学平和教育登戸資料館の紹介/〈秘密戦〉(1)風船爆弾と電波兵器、(2)スパイ兵器、(3)生物・化学兵器、(4)偽札製造と偽札作戦/登戸研究所で働いていた人々/他の研究機関との関係/秘密戦関係者の免責過程と戦後の登戸研究所/日本軍の軍事思想と登戸研究所/戦争遺跡としての登戸研究所/戦争遺跡保存運動の取り組みの意義と広がり/登戸研究所から考える戦争と平和

著者
山田 朗(やまだ あきら)
1956年生まれ。東京都立大学大学院博士後期課程中退。現在、明治大学文学部教授。
著書に、『大元帥・昭和天皇』(新日本出版社、1994年)、『軍備拡張の近代史』(吉川弘文館、1997年)、『昭和天皇の軍事戦略と思想』(校倉書房、2002年)、『護憲派のための軍事入門』(花伝社、2005年)、『戦争の日本史20 世界史の中の日露戦争』(吉川弘文館、2009年)などがある。

渡辺賢二(わたなべ けんじ)
1943年生まれ。横浜市立大学文理学部文科日本史専攻卒業。現在、明治大学文学部非常勤講師、元法政大学第二高校教諭。
著書に、『近現代日本をどう学ぶか』(教育史料出版会、2006年)、『平和のための「戦争論」』(教育史料出版会、1999年)、『実物・絵図でまなぶ日本近現代史』(地歴社、1993年)、『風刺マンガでまなぶ日本近現代史』(地歴社、1999年)、『広告・ビラ・風刺マンガでまなぶ日本近現代史』(地歴社、2007年)などがある。

齋藤一晴(さいとう かずはる)
1975年生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了、博士(史学)。現在、明治大学・都留文科大学・関東学院大学・法政大学第二高校非常勤講師。
著書・論文に、『中国歴史教科書と東アジア歴史対話—日中韓3国共通教材づくりの現場から』(花伝社、2008年)、『アジアの人々とともに「戦争の記憶」を継承する—二度と戦争をしないために』(共著、平和文化、2007年)、「歴史対話論 日中韓共通歴史教材開発の成果と課題を例に」(韓国東北アジア歴史財団編『東アジアの知識交流と歴史記憶』、韓国東北アジア歴史財団、2009年)などがある。

Copyright (C) 2007 FuyoShoboShuppan Corporation. All Rights Reserved.